Codex・Obsidian・Notionをつないだら、AI作業が「思いつき」から「資産」になった
Codex・Obsidian・Notionをつないだら、AI作業が「思いつき」から「資産」になった
AIの答えをその場で消費せず、次の記事、次のライブ、次のサムネ、次のスライドへつなげるための具体的な作業導線です。
AIを使っているのに、なぜか仕事が散らかる
AIを毎日使うようになると、最初に困るのは「AIが答えてくれないこと」ではありません。
むしろ逆です。AIはたくさん答えてくれる。記事案も出る。サムネ案も出る。ライブで話すネタも出る。スライドの構成も出る。
「あの話、どこに書いたっけ?」「昨日のライブで使った素材はどこ?」「このタイトルは何を根拠にしていた?」
AIを使っているのに、仕事の断片が増えていく。ここを変えるために、Codex、Obsidian、Notionの役割をはっきり分けました。
3つの役割を分ける
私の今の考え方はシンプルです。Codexは作業者、Obsidianは詳細な記録、Notionは進捗台帳です。
Codex
調べる、書く、整える、WordPress下書きにする、検証する。
Obsidian
作業ログ、原稿、証拠表、失敗、次回の文脈を残す。
Notion
今どの案件が進んでいるか、次に何をするかを一覧する。
ポイントは、Notionに全部を詰め込まないことです。Obsidianを詳細な正本、Notionを索引として使う。Codexは、その2つを読みに行って作業する担当です。
具体的な接続方法
難しく見えますが、考え方は4ステップです。
Obsidian側は、たとえばこういう構造にします。
ObsidianVault/
Sessions/ 今日の作業ログ
Projects/ 継続案件の状態
Decisions/ 決めたこと
Reference/ 何度も使うルール
Failures/ 失敗と再発防止
Codex側では、`AGENTS.md` や起動用ノートに次のような運用ルールを置きます。
作業を始める前にObsidianの起動ノートを読む。
非trivialな作業をしたらObsidianに記録する。
Notionには進捗、次アクション、Obsidianノートの場所だけを記録する。
公開記事では秘密情報、認証情報、個人情報を出さない。
MCPの設定例
Codexでは、MCPという仕組みを使って外部ツールやローカルの仕組みにつなげます。設定は `config.toml` に書きます。
公開できる形にすると、イメージはこうです。
[mcp_servers.obsidian]
command = "powershell.exe"
args = [
"-NoProfile",
"-ExecutionPolicy",
"Bypass",
"-File",
"C:\\path\\to\\obsidian-mcp.ps1"
]
startup_timeout_sec = 120
実際には、この中でObsidianのAPIキーを読み込んだり、ローカルのObsidianにアクセスするためのラッパーを動かします。
ここで重要なのは、APIキーを記事、Notion、Git、チャットに貼らないことです。公開するのは構造だけ。認証情報は環境変数やローカルの安全な場所に置きます。
Notionは「全部読む場所」ではなく「入口」にする
Notion側には、`Codex Chat Ledger` のような台帳を作ります。列はシンプルで十分です。
| 列 | 使い方 |
|---|---|
| Status | Active、Waiting、Completedなど。 |
| Next Action | 次に1つだけやること。 |
| Obsidian Note | 詳細ログの場所。 |
| Local Path | 作った原稿や画像の保存場所。 |
| Evidence Table | 証拠表の場所。 |
| Deliverable URL | 公開URLや下書きURL。 |
Notionは、どこを読めばよいかを示す場所にする。長い原稿や証拠表はObsidianに置く。この分担がかなり効きます。
ビフォーアフターで何が変わったか
一番変わったのは、作業がその場限りで消えなくなったことです。
| Before | After |
|---|---|
| チャットの中に良い案が埋もれる | Obsidianに原稿と判断を残す |
| 次に何をするか忘れる | Notionに次アクションを1つ置く |
| 根拠がどこか分からなくなる | 証拠表とclaim-to-source表を作る |
| 投稿したかどうか曖昧になる | WordPressのURLとQA画像を記録する |
| 毎回同じ説明をする | Codexが起動ノートと過去ログを読む |
実際の毎日投稿ではこう動く
たとえば、今日こう頼みます。
CodexとObsidian、Notionの接続方法を中心に、次の記事を作りましょう。
すると、理想の流れはこうです。
公式情報を確認
記事化する
証拠表を作る
次アクションを残す
今までは、毎日「さて、今日は何を書こう」から始まっていました。今は、昨日のライブ、昨日の記事、昨日の失敗、昨日のコメントが、次の記事の材料になります。
最初にやるなら、ここだけでいい
いきなり全部つなぐ必要はありません。まずはこの3つだけで十分です。
慣れてきたら、証拠表、WordPress下書き、YouTube概要欄、サムネ案、ライブ台本までつなげていけばいい。
AIに記憶させるより、AIが読める仕組みを作る
今回の話で一番伝えたいのはここです。
AIに全部を記憶してもらおうとすると、限界があります。チャットは流れるし、文脈は増えすぎるし、どこまで正しいか分からなくなります。
でも、Obsidianに詳細を残し、Notionに入口を作り、Codexに読みに行かせる形にすると、話が変わります。
医ちゃんねるでは、このやり方でWordPress、YouTube、ライブ配信、サムネ、証拠表をまとめて回していく予定です。
まだ実験中ですが、これはかなり強いです。
公式情報として確認したもの
OpenAI Codex Config basics /
OpenAI Codex MCP /
OpenAI Codex Plugins /
Obsidian Help: data storage /
Obsidian Help: backup /
Notion API overview /
Notion MCP overview
この記事は、医ちゃんねる自身のAI作業環境をもとにした運用記録です。設定例は考え方を伝えるためのもので、認証情報、データベースID、個人情報は公開しません。
